インフルエンザにかかったらお風呂はダメって聞いた気がする。
昔からよく言われることですが、実はこれは必ずしも正しいとは言えません。むしろ、適切な入浴はインフルエンザの回復を助ける場合もあるんです。
「え、でも熱がある時にお風呂に入ると悪化するって聞いたけど…?」
そう思った方もいるかもしれません。確かに、高熱時や体力が著しく低下している時は入浴を避けるべきです。しかし、それ以外の場合は、入浴によるメリットも多いんですよ。
この記事では、インフルエンザと入浴に関する最新情報をお届けします。
これらを詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んで、インフルエンザを乗り切るための知識を身につけてくださいね!
そもそも、インフルエンザってどんな病気?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。
主な症状は、
- 高熱(38℃以上)
- 頭痛
- 筋肉痛
- 関節痛
- 咳
- 鼻水
- のどの痛み
など。これらの症状に加え、倦怠感や食欲不振なども現れることがあります。
インフルエンザは感染力が非常に強く、空気感染や接触感染によって広がります。そのため、予防対策をしっかり行うことが重要です。
インフルエンザでもお風呂に入っていいの?
結論から言うと、インフルエンザでも症状によっては入浴OKです。
ただし、高熱が出ている時や体力が著しく低下している時はNGです。
入浴によるメリット
- 清潔を保つ
体についたウイルスや汗を洗い流し、清潔な状態を保てます。 - 血行促進
血行が促進され、体の隅々まで酸素や栄養が行き渡り、回復を早めます。 - リラックス効果
温かいお湯に浸かることで、心身のリラックス効果が得られます。 - 体温調節
発汗作用により、体温を調節する効果も期待できます。 - 睡眠の質向上
入浴することで体が温まり、質の高い睡眠をとることができます。
入浴によるデメリット
- 体力消耗
入浴は体力を消耗するため、症状が悪化する可能性があります。 - めまい・ふらつき
入浴によって血圧が変動し、めまいやふらつきが起こる可能性があります。 - 脱水症状
発汗により体内の水分が失われ、脱水症状になる可能性があります。
入浴OKの目安は?
以下の場合は、入浴を控えるようにしましょう。
- 高熱時(38℃以上)
- 体力が著しく低下している時(めまい、ふらつき、倦怠感など)
- 発症初期(症状が急激に悪化している時)
- 呼吸困難や胸の痛みがある時
インフルエンザ時の正しい入浴方法
インフルエンザ時に安心して入浴するために、以下のポイントを押さえましょう。
- シャワー浴
体力に自信がない場合は、シャワー浴にしましょう。 - ぬるめのお湯
38~40℃程度のぬるめのお湯にしましょう。 - 短時間
10分程度で済ませましょう。 - 入浴前後の水分補給
入浴前後に水分補給をしっかり行いましょう。 - 浴室を暖める
入浴前に浴室を暖めておき、急激な温度変化を避けましょう。 - 入浴後はすぐに体を拭く
体についた水分を拭き取り、体が冷えないようにしましょう。タオルで優しく拭いてください。 - 家族と一緒に入浴するのは避ける
インフルエンザは感染力が強いため、家族と一緒に入浴するのは避けましょう。
お風呂以外のケア方法
入浴できない場合は、以下の方法で体を清潔に保ちましょう。
▼蒸しタオル
熱めのお湯で絞ったタオルで体を拭きましょう。
▼清拭
ぬるま湯で濡らしたタオルで、わきの下や股間など汗をやすい部分を拭きましょう。
▼手洗い・うがい
こまめな手洗い・うがいを心がけましょう。
インフルエンザ予防のために
インフルエンザを予防するためには、以下の点に注意しましょう。
▼予防接種
インフルエンザワクチンを接種しましょう。
▼手洗い・うがい
こまめな手洗い・うがいを心がけましょう。
▼マスクの着用
人混みではマスクを着用しましょう。
▼十分な睡眠
十分な睡眠をとり、体力をつけましょう。
▼栄養バランスの取れた食事
栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
▼適度な湿度
室内の湿度を50~60%に保ちましょう。
▼人混みを避ける
インフルエンザが流行している時期は、人混みを避けましょう。
インフルエンザになったら?
もしインフルエンザにかかってしまったら、以下のことを心がけましょう。
▼安静にする
十分な休息をとりましょう。
▼水分補給
こまめな水分補給を心がけましょう。
▼栄養のある食事
消化の良い、栄養のある食事をとりましょう。
▼病院を受診する
早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けましょう。
▼周りの人にうつさない
咳エチケットなどを守り、周りの人にうつさないように注意しましょう。
まとめ
インフルエンザだからといって、必ずしも入浴を避ける必要はありません。ご自身の体調と相談しながら、正しい入浴方法で清潔を保ち、体力を回復させましょう。また、日頃からインフルエンザ予防を心がけることが大切です。
注意点
- 上記は一般的な情報であり、医学的なアドバイスではありません。個別の症状については、医師にご相談ください。
- 最新の情報については、医療機関や公的機関のウェブサイトなどを参照してください。
この記事が、インフルエンザ時の入浴について悩んでいる方の参考になれば幸いです。