スマホって防水って書いてあるけど、お風呂で使っても大丈夫なの?
ワイヤレスイヤホンは、ランニング中に汗で壊れないか心配…
そんな疑問をお持ちのあなたへ。
電子機器を選ぶ上で、 防水機能 は非常に重要です。 しかし、「IPX7」「IPX8」など、様々な等級があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、 防水機能「IPX」 について、初心者の方でも理解しやすいよう、徹底的に解説していきます。 等級の違いから選び方、注意点、そして最新の防水技術まで、 これを読めばIPXのすべてがわかる 完全ガイドです!
1. IPXってそもそも何?
IPXとは、「International Protection」(国際保護)の略称であり、電気機器がどれくらい水から守られているのか を示す国際的な基準です。IPXの後ろに数字がついていて、 数字が大きいほど防水性能が高い ことを表します。例えば、「IPX8」は「IPX5」よりも高い防水性能を持っているということですね。
2. IPX等級を徹底解説!
IPXの防水等級は、0から8までの9段階で表すことができます。 それぞれの等級が、どの程度の防水性能を持っているのか、具体的な例も交えて見ていきましょう。
等級 | 防水性能 | 日常生活での例 | 製品例 |
---|---|---|---|
IPX0 | 防水性能なし | 水がかかると故障する可能性が高い | 防水機能がない家電製品など |
IPX1 | 鉛直に滴下する水滴による有害な影響がない(防滴 I 型) | 霧雨程度なら耐えられる | 一部の腕時計など |
IPX2 | 鉛直から15度以内の角度で滴下する水滴による有害な影響がない(防滴 II 型) | IPX1よりも少しだけ強い雨に耐えられる | |
IPX3 | 鉛直から60度以内の角度で散水する水による有害な影響がない(防雨型) | 傘をささずに歩ける程度の雨に耐えられる | 屋外用の照明器具など |
IPX4 | あらゆる方向からの水の飛沫による有害な影響がない(防沫型) | キッチンや洗面所で使用可能 | 電気シェーバー、電動歯ブラシなど |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(噴流型) | シャワーの水流を直接あてても大丈夫 | 防水スピーカー、一部のスマートフォンなど |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水型) | より強い水流にも耐えられるため、屋外での使用も安心 | アウトドア用のヘッドライト、一部のタブレットなど |
IPX7 | 一時的に一定水深の条件に水没しても内部に浸水しない(防浸型) | 水中に落としてもすぐに取り出せば大丈夫なので、お風呂やプールサイドでも使用できる | 防水スマホ(iPhone、Galaxy、Xperiaなど)、Apple Watchなどのスマートウォッチ |
IPX8 | 水面下での使用が可能(水中型) | 水深や時間制限はあるものの、水中で使用可能なので、ダイビングやシュノーケリングに最適。メーカーによっては、水深や浸漬時間などの条件が細かく定められている場合がある | ダイビング用カメラ、水中ドローンなど |
3. 使用シーン別!最適なIPX等級の選び方
防水機能が必要な機器を選ぶ際には、 どんなシーンで使うのか を具体的にイメージすることが大切です。
- キッチンで使うなら、IPX4以上
調理中の水はねなどから機器を守るために、IPX4以上の防水性能を選びましょう。 - お風呂で使うなら、IPX7以上
万が一、浴槽に落としてしまっても安心なように、IPX7以上の防水性能がおすすめです。 - 屋外で使うなら、IPX5以上
突然の雨や、水辺でのアクティビティに備えて、IPX5以上の防水性能があると心強いでしょう。 - 水中で使うなら、IPX8
ダイビングやシュノーケリングなど、水中で使うならIPX8を選びましょう。
4. 防水・防塵に関する注意点
- IPX等級はあくまで目安!
すべての状況で防水性能を保証するものではありません。 - 防水性能は経年劣化で低下する!
長年使用していると、防水性能が低下する可能性があります。 - 水没時は速やかに電源を切る!
水没した場合は、すぐに電源を切り、自然乾燥させましょう。ドライヤーなどは使用しないでください。 - 「防水」と「耐水」は異なる!
「防水」は水の侵入を完全に防ぐことを意味しますが、「耐水」はある程度の防水性能があることを意味します。 - 防塵機能も重要!
屋外で使用する場合は、砂埃などから機器を守るために、防塵機能も確認しましょう。防塵機能はIP6Xのように表記されます。
5. おすすめの防水ガジェット & グッズ
大切な電子機器を、水や汚れから守りたい…
そんなあなたにおすすめなのが、 防水・防塵機能を搭載したガジェットやグッズ です。スマートフォンやイヤホンはもちろん、最近では、水洗いできるキーボードや、お風呂で使えるタブレットなど、 驚くほど多様な防水アイテム が登場しています。
最新の防水技術 を駆使した、 革新的な防水ガジェット & グッズ をご紹介します。
① Shokz(ショックス)OpenRun 骨伝導イヤホン
▼筆者がおすすめしたいポイント!
- IPX67相当の防水、防塵性能!
優れた防塵・防水性能を誇り、激しい運動や悪天候にも対応可能。水分検知アラーム機能で安心充電が可能です。
お風呂でも気兼ねなく使用可能です。 - 耳かけ式かつ骨伝導イヤホンなので、激しい運動時にも安全に使用可能!
ランニングなどの激しい運動で、イヤホンが耳から落ちてしまった経験はありませんか?
耳掛け式なので耳から落ちる心配もなく、骨伝送イヤホンなので周りの音も確認しながら楽しめます。 - 10分間の急速充電で、約1.5時間のバッテリー駆動が可能!
たった10分の充電で約1.5時間も使用可能になるため、急なお出かけやモバイルバッテリーで充電すればすぐに使用できます。
② ELECOM(エレコム) 洗える ワイヤレスキーボード TK-WS02DMKWH
▼筆者がおすすめしたいポイント!
- IPX5対応の防水設計で水洗いが可能!
防水設計のためキーボードを丸洗いが可能です。エアダスターや専用の掃除器具がなくとも、常に清潔に保てます。 - 飲み物をこぼしても安心!排水機構つき!
キーボードの背面に排水機構が付いているため、飲み物をこぼしても安心です。 - 無線タイプ(マイクロレシーバー)なので、デスク周りがスッキリ!
USBでのマイクロレシーバータイプなので、ケーブル配線に悩むことがなくなります。
③ Lenovo(レノボ) Tab5 防水タブレット
▼筆者がおすすめしたいポイント!
- IPX3の防水とIP5Xの防塵性能!
屋内だけでなく、屋外でも安心して利用可能です。 - フルセグ・ワンセグ対応!
フルセグ、ワンセグ対応のため、自宅だけでなく、外出先やお風呂場など、場所を選ばすテレビの視聴が可能です。 - 大容量バッテリー!7,000mAhで長時間使用可能!
テレビやタブレット機能を利用するのに安心な7000mAhのバッテリー(スマホ2〜3台分もの大容量)が搭載されています。
④ Anker(アンカー) Soundcore 2 Bluetoothスピーカー
▼筆者がおすすめしたいポイント!
- IPX7の防水規格!
IPX7の防水規格対応なので、浴室内やキッチンなどの水回りでも水濡れを心配することなく音楽を楽しむことができます。 - AUXケーブル対応!
Bluetoothだけでなく、AUXケーブルによる接続も可能です。Bluetooth機能が無いパソコンやオーディオ機器の外部スピーカーとしても利用可能です。 - 大容量バッテリー!7,000mAhで長時間使用可能!
内蔵の大容量リチウムイオンバッテリーと業界最先端の電力管理技術により、最大24時間(約500曲)の連続再生が可能。また、スピーカー自体のバッテリー残量はBluetoothペアリング中のiPhoneやiPadからも確認が可能です
⑤ GENTOS(ジェントス)EX-144D LED ランタン
▼筆者がおすすめしたいポイント!
- 日本トップレベルのシェアを誇る総合ライトメーカー GENTOS (ジェントス) の製品!
高性能はもちろん、品質の高さ。電池式だからこそ、いざという時に便利です。 - IP67準拠の1m防水仕様!
IP67準拠のため、アウトドアや災害対策グッズとしても大活躍です。 - 本体約150gの軽量仕様!
約150gの軽量サイズ(おにぎり1個分くらいの重さ)なので、いざという時の持ち運びや、家の中でも移動も楽です。
おすすめの防水ガジェットやグッズを、下記の記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。
6. よくある質問
Q. IPX9ってあるの?
A. いいえ、IPX8が最高の防水等級です。ただし、メーカー独自の試験基準で、IPX8以上の防水性能を謳う製品もあります。
Q. 防水機能付きのスマホを水中で充電しても大丈夫?
A. いいえ、充電端子部分は水に弱いため、水中で充電することは避けてください。
Q. 防水ケースは必要?
A. IPX7以上の防水性能があれば、通常は防水ケースは必要ありません。しかし、水深が深い場所や長時間の使用など、より高い防水性能が必要な場合は、防水ケースを使用することをおすすめします。
Q. IPとIPXは何が違うの?
A. IPとIPXの大きな違いは、IPは一般的な防水・防塵性能の規格なのに対し、IPXは防水性能のみに特化した規格です。
IP(Ingress Protection): 防水も防塵もテスト済み、両方の性能が分かる
IPX(Ingress Protection “X”): 防水だけテスト済み、防水性能だけ分かる、防塵性能は不明
7. まとめ
この記事では、防水機能「IPX」について、等級の違いから選び方、注意点までを詳しく解説しました。
IPX等級を理解することで、使用シーンに最適な防水性能を持つ機器を選べるようになり、水濡れのリスクを減らすことができます。
ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりの防水機能を持つ機器を見つけて、快適なデジタルライフを送りましょう!